2007年11月06日

FXの歴史

FXの歴史は浅く、1998年4月の「外為法」の改正(外国為替及び外国貿易法の
改正)により、個人投資家にも外国為替取引を開放する取引が誕生しました。
それまでの為替取引は、外国為替公認銀行が独占していて、個人がそれに参加でき
るのはスポット的な外貨取引だけでした。それも外貨を購入してそれを定期預金な
どにして保有、値動きを見て自国の通貨に戻すというだけで、その取引には往復で
2円以上の手数料がかかり、非常に効率の悪いものでした。

このように一般の業者が取り扱うことができるようになったため、悪徳業者がFXを
取り扱うような状況になり、サギまがいの取引を行うFX業者も現れました。
これは、FXが相対取引であることに起因しています。
初心者が取引を理解していないのをいいことに、めちゃくちゃなレバレッジをかけ
させて、追加証拠金をどんどん請求してくるような会社もあったようです。

FXには、このようにグレーな歴史もあったわけですが、FXを取りまとめる金融庁の
指導により、2005年7月に改正金融先物取引法が施行され、自己資本や社内体
制等、一定の基準を満たして認可を受けた業者でなければ2006年1月以降、
業務を継続できなくなりました。
具体的には以下のように定められています。

◆業者は登録制となり、金融庁の監督下に置かれるようになった
◆以下の禁止行為が設けられた
  ◇不招請勧誘の禁止
  ◇契約をしない旨の意思表示をした人に対する再勧誘の禁止
  ◇断定的判断を提供しての勧誘の禁止
◆広告規制(手数料やリスクなどについての表示を義務づけ)
◆契約締結前、取引成立、証拠金受領時の書面の交付義務

以降は徐々に健全な市場としての基盤が整いつつ、FX業者の選択も以前よりは安全
になったといえます。
為替の取引に関心がある人以外に「為替の取引流行ってますよ。もうかりますよ」
などと勧誘をしてきたら、法律違反です。
初心者の人も不安でしたら「為替が何円動いたら、追加証拠金が発生しますか」と
質問してみるといいかと思います。ちゃんと返事してくれなかったり、「まぁ3円
程度ですかね」などと返ってきたら、何十倍ものレバレッジをかけていると思って
ください。また、最近流行りのヘッジファンド(個人からお金を集めて高配当をうり
とする)の中にも、FXを使って運用利回りを高めている会社が多いようです。もち
ろんきちんと経営しているところもありますが「年間100%とか、月10%以上
」などのように、あまりに高利回りなものは疑ってください。お金だけ集めて持ち
逃げしたり、損失が出たのでファンドを解散しますなどと言ってお金を返してくれ
ないケースもあるのです。

この世においしい話などありません。上記の利回り程度なら、勉強すれば自分でFX
で運用すればいいのです。安易に儲かる話に乗る前に、きちんとFXを勉強しましょう。


ラベル:歴史 外為法
posted by Rose at 18:00| ウィーン ☀| FX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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